- 入力
- 任意
- 出力
- 入力と同一
入力ソースに含まれる値を用いて、さまざまな演算処理を行う。
数式の入力方法は関数電卓などで用いられる方法と同様である。
下表に、Calculatorフィルタで指定可能な演算子を示す。入力および出力の列は入出力フォーマットであり、引数(入力値)は括弧で括る。
また、入力および出力の列に括弧付きで数字が記載されている演算子には、指定された数の入力値をカンマ区切りで与え、入力値全体を括弧で括る必要がある。
演算子 | 入力 | 出力 | 機能 |
---|---|---|---|
+ | 和 | ||
– | 差 | ||
* | 積 | ||
/ | 商 | ||
( | 左括弧 | ||
) | 右括弧 | ||
iHat | x方向単位ベクトル | ||
jHat | y方向単位ベクトル | ||
kHat | z方向単位ベクトル | ||
sin | スカラ | スカラ | 正弦 |
cos | スカラ | スカラ | 余弦 |
tan | スカラ | スカラ | 正接 |
asin | スカラ | スカラ | 逆正弦 |
acos | スカラ | スカラ | 逆余弦 |
atan | スカラ | スカラ | 逆正接 |
sinh | スカラ | スカラ | 双曲線正弦 |
cosh | スカラ | スカラ | 双曲線余弦 |
tanh | スカラ | スカラ | 双曲線正接 |
abs | スカラ | スカラ | 絶対値 |
sqrt | スカラ | スカラ | 平方根 |
ceil | スカラ | スカラ | 切り上げ |
floor | スカラ | スカラ | 切り捨て |
^ | スカラ | スカラ | べき乗 |
exp | スカラ | スカラ | 指数関数 |
ln | スカラ | スカラ | 自然対数 |
log10 | スカラ | スカラ | 常用対数 |
. | ベクトル | スカラ | 内積 |
mag | ベクトル | スカラ | ベクトルの長さ |
norm | ベクトル | ベクトル | 単位ベクトル |
min | スカラ(2) | スカラ | 最小値 |
max | スカラ(2) | スカラ | 最大値 |
cross | ベクトル(2) | ベクトル | 外積 |
sign | スカラ | スカラ | 符号 |
さらに、Calculatorフィルタではifによる条件文が指定可能である。if文内には条件文、真の場合の戻り値、偽の場合の戻り値をそれぞれカンマ区切りで指定し、引数(入力値)全体を括弧で括る。
条件文では、>、<、=といった比較演算子の他、&、|といった論理演算子が使用可能である。
演算の結果がベクトル形式の節点値となる場合、Coordinate Resultsをチェックすると、演算の結果が各節点の座標値となるよう出力ソースが変形される。
演算の結果不正な値が出力される場合は、Replace invalid resultsをチェックすることで、Replacement valueで指定した値に置き換えられる。しかし、不正値の種類によっては正しく置換が行われない場合がある。
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