ParaViewの歴史

ParaViewのプロジェクトは、米国商務省のASCI Views計画による資金提供により、Kitware株式会社と国立ロスアラモス研究所の共同作業として、2000年に開始された。ParaViewとは別に、KitwareはWebベースの可視化システムを2001年12月に開発した。このプロジェクトは米陸軍研究所のSBIRs(宇宙空間赤外線システム)フェーズI&IIによって資金提供を受けていたものであるが、最終的に本プロジェクトの成果はParaView Enterprise Edition(PVEE)として公開された。PVEEは、ParaViewのClient/Serverアーキテクチャの開発に大きく貢献した。

ParaViewの初めての公式版(バージョン0.6)は、2002年10月に公開された。2005年9月、Kitware、サンディア国立研究所およびCSimSoftはバージョン3の開発を開始した。2007年5月に公開されたバージョン3.0以降、1年に1回程度の頻度でアップデートが行われてきた。バージョン3系の最終版は、2012年4月に公開されたバージョン3.14.1である。

2012年12月には、次期(バージョン4系)α版に位置付けられるバージョン3.98.0が公開された。本バージョンではユーザインタフェースが刷新され、バージョン3系で報告されていた不具合の多くが解消された。さらに、2013年6月にはバージョン4.0.0リリース候補版(RC)3が公開され、安定性が向上した。

2013年6月現在、ParaViewリリース版の最新バージョンは4.0.1である。

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