非定常データの作成

複数のVTK XMLフォーマットのデータを連結し、複数フレームに及ぶ非定常データを可視化する際は、ParaView Data(*.pvd)形式のデータを併用する。例として、5つのXML Structured Grid(*.vts)形式のデータ(t = 0.0、0.1、0.2、0.5、1.0)を非定常データとして連結するためのサンプルデータを示す。

<?xml version="1.0"?>
<VTKFile byte_order="LittleEndian" type="Collection" version="0.1">
  <Collection>
    <DataSet file="test01.vts" group="" part="0" timestep="0.0" />
    <DataSet file="test02.vts" group="" part="0" timestep="0.1" />
    <DataSet file="test03.vts" group="" part="0" timestep="0.2" />
    <DataSet file="test04.vts" group="" part="0" timestep="0.5" />
    <DataSet file="test05.vts" group="" part="0" timestep="1.0" />
  </Collection>
</VTKFile>

VTKFileエレメントの各属性は固定値である。
Collection要素内のDataSetエレメントのfile属性で指定したファイルを、timestep属性で指定した時刻のデータとして読み込む。非定常データ用のParaView Dataファイルを出力する機能は
ParaViewに用意されていないため、必要に応じて作成する必要がある。

上記の方法では、格子が変化しない非定常データにおいても毎フレーム格子の定義が必要となるため、効率が悪い。開発元は、VTK XMLフォーマットの代用としてEnSight Caseフォーマットを推奨している。EnSight Caseフォーマットの場合、単一の格子データに複数のフレームを関連付けることが可能である。

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