ParaViewの短所

ParaViewの欠点を強いて挙げれば、オープンソースソフトウェアゆえの不安定さである。不意にアプリケーションが終了してしまうことがしばしばあるため、こまめにデータの保存を行う必要がある。

また、実装されている機能が実用上の要求を満たしていない例が少なからずある。たとえば、ParaViewの積分フィルタ(Integrate Variables)は要素の幾何形状を反映した積分計算を行っておらず、線形処理で代用していることが既知である。こういった不具合については随時開発元に働きかけを行っているが、改善されない場合は独自に機能を追加する必要がある。

さらに、市販のドキュメント類が乏しいことも導入時のハードルを高くしている要因と言える。公式メーリングリストで交わされているメッセージはすべて英語であるため、英語に慣れていない技術者にとって必要な情報が得られない恐れがある。

タグ: , , ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*