モデルの読み込みから可視化までの流れ

ParaViewは多機能であるため、可視化結果を得るまでの手順が分かりづらく、所望の結果を得る前に挫折してしまう例も少なくないものと思われる。ここでは、ParaViewによる基本的な可視化処理の流れを紹介する。

ParaViewで可視化を行う場合、通常は以下の手順に沿って処理を進める。

  1. ソース(モデル)の読み込み
  2. フィルタを用いたソースの編集
  3. ソースの表示変更
  4. 可視化結果の出力

ParaViewで可視化に用いられる部品は、すべてソース(Source)と呼ばれる。ParaViewで可視化を行う際は、まず必要なソースをParaViewで読み込み可能な形式で用意する必要がある。ParaViewでは、ソースに対して行う各種操作が‘フィルタ’として提供される。ソースの操作が完了したら、表示色や透明度、表面/ワイヤフレームなどの表示変更を行う。

最後に、可視化結果を出力する。画像ないし動画ファイルとしての出力はもちろん、よりフォトリアルな表示が得られる3DCGソフトへ出力したり、立体サンプルとして展示するために3次元プリンタへ出力したりすることも可能である。

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モデルの読み込みから可視化までの流れ” への1件のコメント
  1. こまひろ より:

    こんにちは。
    よろしければお教えください。
    単純にPly形式のファイルをコンター表示させたいのですが、どのようにすればよいですか。Plyファイルを読み込んだだけではコンターアイコンが反転表示されていて実行できません。
    Ply→VTKに変換する手順などが必要なのでしょうか。

    • Magician より:

      通知が埋もれており大変お返事が遅くなりました。申し訳御座いません。
      丁度手元に検証可能なPLYファイルがないのですが、ParaViewのPLYリーダが頂点カラーやポリゴンカラーの読み込みに対応していない可能性があります。
      もしSpreadsheet Viewなどでこれらの値が確認できない場合は、こまひろ様の仰る通り入力ファイルを変換しておく必要があるかと思います。

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